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ティオマン島

ティオマン島はマレーシアの東沖32kmに位置、バハン州に属し、南北に約39km、東西に約12kmの小さな島。8つの村からなり、そのうち最も大きく人口も多いのは北部にあるカンプン・テケッという村である。森林に密に覆われた島は、人口は少なく、周りは広大な珊瑚礁に囲まれているため、スキューバダイビングの人気スポットとなっている。

美しい自然と動物たち

ティオマン島のビーチは1958年にSouth Pacific as Bali Hai という映画に使われ、また1970年代には世界で最も美しい島の1つとしてTIME誌に掲載された。12383ヘクタールにも及ぶ内陸部の広大な熱帯雨林は自然保護区に指定されている。島にはビントロングやスローロリスなどといった保護動物に指定された、45種類の哺乳類と138種類もの鳥類のが生息する。

ティオマン島の歴史

ティオマン島は数千年前から、重要な中継地点としてだけでなく、新鮮な水や木材の供給地として漁師たちを中心に使われていた。ここ数千年の間には中国、アラブ、ヨーロッパの貿易船などが数多く入ってきた。その痕跡は今でも浜辺をあるくと陶磁器の破片がいくつも見つかることからもよくわかる。

第二次世界大戦の爪あと

最近では、第二次世界大戦の間にイギリスと日本の両方から支配を受けた。島の周辺の海域には当時のイギリスの巡洋戦艦であるレパルスやプリンス・オブ・ウェールズの破片が散らばっており、戦争の爪あとが残っている。

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